医療費控除
アイコも今年は入院・手術して、保険会社からかなりの保険金がもらえ、今年の医療費全額も超えてしまいました。生命保険から出る入院給付金や手術一時金は非課税ですから、もらいすぎても税金はかかることはありません。
ただ、本当に医療費控除にならないのか、疑問に思ったので、国税局のHPで調べてみました。
こちらに詳しく書いてありました。
その中でも
「(注) 保険金などで補てんされる金額は、その給付の目的となった医療費の金額を限度として差し引きますので、引ききれない金額が生じた場合であっても他の医療費からは差し引きません。」が重要です。
つまり、入院給付金や手術一時金は、入院・手術したときの医療費を差し引くだけで、入院前や退院後に通院してかかった医療費や、また、我が家の場合はオットの医療費などは差し引きしなくてよいので、入院・手術時以外にかかった医療費が10万円を超えれば、医療費控除ができる、というわけです。
まあ、保険にはいろいろな特約がありますから、通院給付金などをもらう場合にはその都度差し引きしないといけませんよね。
面倒だし、ややこしいかもしれませんが、このような不況のときですから、控除できるものはきちんと申請して、税金を戻してもらいましょう!
実はアイコは入院前と退院後の通院給付金ももらえるのですが、退院後については、6ヶ月間もらえるので、来年に保険会社からもらえるのですが、確定申告のときにこういうもらえるはずのお金をまだもらっていない場合には、見込みで引いておく必要があります。また、高額療養費の返金もかなり遅くなることがありますが、そういう今年の医療費に対してもらえるはずのお金はたとえ年内にもらえなくても差し引いておかなければなりません。
さらに、医療費控除で確定申告を行う場合は、給与以外の収入があればそれも同時に申告しなければいけませんよね。控除だけを申告する、というわけにはいかないようです・・。
我が家の場合は、確定申告は所得税が関係するオットがアイコ分の医療費も含めて申告することになります。ざっと計算しても、医療費控除の10万円は超えるのですが、株やETF、FXなどの収益があるので、そのあたりを考えて、申告したほうがよいのかどうか・・(株などの収益が20万を超えない場合は確定申告しなくてもよいので、証券会社は一般口座にしています)。
1種類目の抗がん剤が終了し、2種類目はかなり高額になるので、今年は医療費控除の確定申告をしようと思っていた矢先に、治療にストップがかかってしまったので、今年分は我が家はひょっとしたら確定申告しないかもしれません。ただ、来年は確実に今年よりも医療費は多くかかりそうなので(今年も高額でしたが・・・)、来年は税金を取り戻します!
高額な医療費のことを思うといつかの朝日新聞の記事を思い出します。ごく普通の一般的な所得の方は、高額療養費が月8万円ちょっとだと思いますが、月8万というのはかなり負担であるという訴えでした。アイコも同感です。
医療保険も入院時に手厚いものが多いので、入院・手術して治る場合はよいですが、延々と通院治療が続く場合は、働けなかったり、給与が減ったりした場合、月8万というのはかなり負担になってくるのではないかと思います。月8万ちょっとを3回超えれば4回目からは限度額が減りますが。。それにしても、病気ってつくづく大変だなと思いますね、やっぱり!
お金の負担や医療の地域差などを考えずに、みんなが平等に、受けたい治療を受けることができるようなしくみにはならないんでしょうか・・。
| 日常のつぶやき | 2009-12-21 | comments:0 | TOP↑